• 〜セカンドキャリアを歩む元アスリートたち〜Vol.2三浦心さん

    2023.02.14

    競技から退き、社業でエイジェックグループに貢献をしている社員を紹介している、本記事。第2回目の今回は競技を行いながら2022年までエイジェックグループで社業に取り組み、2023年からは心機一転スポーツ事業部へと足を踏み入れた三浦心さん。

     

    競技だけでなく社業もできる選択を

    三浦さんは秋田商業高校から中京大学に進学し、大学進学後実力を伸ばし国民体育大会などのハイレベルな大会への出場実績も持つ元スイマーだ。

    大学まで競技一筋で打ち込んできた中で、アスリートとしてのキャリアについて考えるきっかけになったのは大学3年生の頃のこと。「水泳って長く続けられる人は少ないんです」と語るように、大学卒業後に競技を続けられる裾野はまだまだ狭い。その現実を知りながらも競技を継続したいと考えた三浦さんは地元秋田県のUターン就職の制度を利用することにする。

    さまざまな企業を受ける中で競技を続けることをより強く後押ししたのが株式会社エイジェックだった。数ある選択肢の中で選んだ理由を尋ねると「競技に対しての熱意を評価してくれて、練習と社業のバランスも考えてくれたのはエイジェックだけだったので」と理由を明かしてくれた。多くの企業が8時間勤務のあとの練習を条件として提示したのに対して、エイジェックは週の就業時間などを調整し、三浦さんの活動を後押しした。

    入社後は大学時代から馴染みのある名古屋オフィスに勤務。株式会社エイジェックにて新卒採用業務にあたった。「たくさんの新卒学生と関われたのは楽しかったし、大きい大会の前になるとオフィスの人たちから応援してもらえるのが直に感じられて力になった」と名古屋時代を振り返る。

    2022年途中で競技引退を考えたが、最後の大会となった国民体育大会の開催地はエイジェックスポーツマネジメントの拠点であり、エイジェックアスリートたちの聖地である栃木開催ということもあり出場を決意。決勝進出を果たし、入賞と好成績を残し現役最後の大会に幕を閉じた。2023年からはエイジェックスポーツマネジメントに転籍し、「水泳経験者は会社として多くない。自分が後輩たちの活躍の場を作りたい」と意気込み業務にあたる。

    最後に三浦さんにキャリアについて尋ねると「何事も経験。水泳だけに関わらず、競技をすることがすべてじゃないので取り組める時にたくさんの経験を積んでいるかどうかが大事だと思う」と話してくれた。新たなスタートを切った三浦さんの今後の活躍に注目したい。

     

    ◆プロフィール◆
    三浦さんは秋田県出身の元水泳選手。5歳から兄の影響で競技を始め、高校から大学への進学を期に頭角を表す。大学卒業後はサラリーマンスイマーとしてエイジェック名古屋オフィスで勤務し2022年9月の国体で現役を引退。2023年からエイジェックスポーツマネジメントでの社業にあたっている。